【吉永小児科医院Part1】メルプカルテ表示機能を使って、患者には平易な文言で質問

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2021年6月25日開催の第20回問診アカデミーで、吉永小児科医院の院長の吉永先生に「小児科でのメルプラベル機能活用法」について伺いました。



▼目次
  • 1歳未満は出生時の様子を質問
  • メルプカルテ表示機能を使って、患者には平易な文言で質問
  • 各主訴の質問はシンプルに設計



吉永(和)
今回は吉永小児科医院の吉永先生にお越しいただいています。ではまず、クリニックの紹介をさせていただきます。福岡県久留米市にある小児科で、LINEの公式アカウントを作成し、運用されています。


先日、私の方でインタビューをさせていただいた記事がございますので、お時間がありましたら、ぜひご覧ください。


では、問診の方を見させていただきます。最初に、先生の方でこだわられたポイントなどありますか。


吉永(陽)
まず、1つ目は入り口を「当院受診は初めて」、「新しく始まった病気」、「前回の続き」の3つに分けています。


2つ目は、患者さんに対する質問内容を吟味したものをすぐに適用できるということと、患者さんから聞いた内容を、医師の専門用語に落とし込んで医師サイドに表示することが出来るので、その辺りを1つ1つ作りこみました。



吉永(和)
ありがとうございます。では、各質問の文言についても伺いたいと思います。まず、初診について見て行きます。1歳未満かどうかを聞いていらっしゃいますね。


1歳未満は出生時の様子を質問




吉永(陽)
1歳未満ですと、出生時の状態を聞きたいからですね。1歳未満の場合には、在胎週数や出生体重、出生時の異常の有無を聞いています。



吉永(和)
なるほどですね。「保育園、幼稚園、学校名を教えてください」という回答がありますが、通っている施設を聞いている小児科さんは多いイメージがあります。



吉永(陽)
疾病の流行が施設単位で発生、もしくは既に発生している可能性がありますので聞いています。


吉永(和)
そのような理由だったのですね。今までかかった先生についても聞かれていらっしゃいますね。



吉永(陽)
近隣の先生でしたら、治療方針がある程度わかりますので、その方針に合わせた治療を行います。


吉永(和)
ありがとうございます。受診したきっかけを聞いていらっしゃいますね。



吉永(陽)
どのような方がどのような経路でいらっしゃるのかを知りたいということと、ホームページの有用性を確認したいという思いがあります。



メルプカルテ表示機能を使って、患者には平易な文言で質問



吉永(和)
なるほどですね。過去の病気について聞かれていますが、文言がとても丁寧で寄り添っていると感じました。



吉永(陽)
ありがとうございます。なるべく、既往症や既往歴という単語を使わないようにしています。


吉永(和)
カルテの方には既往と表示されるようになっていますね。また、既往歴がない場合はカルテに表示しない設定にしていますね。これはカルテの簡略化目的ですか。



吉永(陽)
はいそうです。それと、カルテ表示セクションというものがありますが、そこに入れていただきますと、他の文章とは別に表示されます。その為、その方の基礎データのところにまとめてコピー&ペーストすることが出来ますのでとても助かっています。


吉永(和)
ありがとうございます。メルプでは「カルテ表示セクション」という項目がありまして、ここで、問診項目をセクションごとにグルーピングして表示を出し分けることができます。


ですので、既往歴や社会生活歴、家族歴、内服歴などは、現病歴の質問と分けて医師側に表示できそのままカルテに貼り付けることができます。


けいれん予防の薬について聞いていらっしゃいますが、選択肢の文言が「発熱時に坐剤を使っている」「ふだんからてんかんの薬を飲んでいる」など文面が分かりやすいですね。



吉永(陽)
そうですね。薬の種類で何かが大きく変わるわけはないですし、もしその情報が必要になった場合は診察中に聞けばよいと思っています。この問診だけですべてを終わらせるためではなく、会話のきっかけとして使っています。そのため、患者さんにわかりやすい文面にしています。


各主訴の質問はシンプルに設計



吉永(和)
ありがとうございます。次に主訴について見て行きます。まず、発熱ですが、自由記述にしているのはなぜですか。


吉永(陽)
はじめは、発熱時期、最高体温、現在の体温についても聞いていたのですが、最後の発熱の経過を聞く欄で重複した内容を記入される方が多かったので、質問欄を1つにし、自由記述に致しました。



吉永(和)
そうなのですね。1つ1つの主訴に対する細かい質問は2、3問くらいでシンプルですね。


吉永(陽)
お母さんが問診を書くことに疲れるということがないように気を使っています。


吉永(和)
なるほどですね。咳が多い時間帯を聞いていらっしゃる医院様は多いですが、比較的多い時間まで聞いているのはわかりやすいと思いました。


吉永(陽)
私たちは、一日の中で咳が比較的多い咳時間帯を聞きたいと思っています。ですが、すべての時間帯で咳をしていると答える方が多く、聞き直さなければいけないので、その手間を無くすためにこの文言を記載しています。


YouTubeでも配信していますので、合わせてご覧ください。


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