【緑町診療所Part2】新型コロナPCR検査結果をLINEボットでお知らせ

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2021年3月12日開催の第11回問診アカデミーで、緑町診療所の院長の稲熊先生に「新型コロナ対策の発熱外来・PCR検査問診」について伺いました。

▼目次
  1. 質問の意図を但書を添えて記載することで、患者さんに納得感を
  2. LINEビデオ通話・QR決済を活用したオンライン診療
  3. 新型コロナPCR検査結果をLINEボットでお知らせ


質問の意図を但書を添えて記載することで、患者さんに納得感を


 
吉永
次に『小児科』を見させていただきます。小児科の問診も結構アレンジされた感じでしょうか?
 
稲熊
大人と似通ったところもありますが、ご家族、やっぱりお母さんとかが書かれることが多いので、お母さんたちに分かりやすい表現にしていますね。
 
吉永
ありがとうございます。『発疹(体のブツブツ)』のブツブツとか『夜尿症(おねしょ)』のおねしょなどの但し書きはそういうことなんですね。
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稲熊
そうですね。
 
吉永
ありがとうございます。
この『食欲はありますか?お子さんは自分で上手に訴えられないので具体的な量が分かるとおなかの異常を考えるきっかけになります。』というのは面白いですね。ここの但し書きをされているクリニック様は初めて見ました。
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稲熊
まず何を目的にその質問をしているかを理解させないと答えてくれない、もしくは相手にとって負担になると思います。

こちらがこう考えているので、この質問をしますよというのをオンラインでも説明すると、やっぱり納得して書いてくれますね。

少し上からと感じられるかもしれませんが、そういうこともケアしていますね。実際に、メルプの場合はキャラクターを使ってチャット形式で喋るので、キャラクターが問いかけているような感じで親しみを持たれるのではないかと思います。
 
吉永
ありがとうございます。あとご両親の勤務先も聞かれていらっしゃるということですね。
 
稲熊
これはいざという時の連絡先、今みたいにコロナになってからだとそういう勤務先から伝播してくるルートも考えられるのでね。
 
吉永
不測の事態の時に、連絡がつくようにということですね。
 
稲熊
そうですね。
 
吉永
では次に『外科・整形外科』も見させていただきます。まず初診からですが 、こちらは『ケガ』『慢性的な痛み』『お仕事中のケガ(労災)』と選択肢はシンプルですね。
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稲熊
はい。入り口はシンプルなほうがいいと思います。
 
吉永
お傷の写真や、体の痛い部分など写真を活用されていらっしゃるという感じですか?
稲熊
その場で写してもらって送ってもらうと、概要が分かりますのでそうしていますね。
 
吉永
結構患者様は写真を送ってくださりますか?
 
稲熊
送ってくださる方とそうでない方がいますね。当院は外科用診察室と内科用診察室が分かれていまして、皮膚の写真を送ってくれる方は、この時点で傷の様子が分かりますので、外科診察室に通して洗浄の準備しておいてとか、この方は来院したら縫うよとか、あらかじめスタッフに言えるので、その部分でもやっぱりスピード違いますよね。
 
吉永
患者様の動線を把握するという意味でもということですかね?
 
稲熊
そうです。動線をこっちで作ってしまうということですね。

吉永
『慢性的な痛み』の具体的な症状を聞かれているところは、例を『右膝に水が溜まって痛い。』など但し書きを載せているのですね
これも但し書きがないと何を書けばいいか分からないからということですよね。
 
稲熊
そうです。
 
吉永
『お仕事中のケガ(労災)』もシンプルですね。ここの選択肢『受診日(日付)』『具体的な事故の症状など(例:勤務中に転倒した)』にチェックをつけつつ、回答していくとこの質問の回答が終わるという感じですね。
稲熊
そうですね。


LINEビデオ通話・QR決済を活用したオンライン診療

 
吉永
ありがとうございます。続いて『オンライン診療』について見ていきます。
まず同意に関しての質問をされていて、同意した方だけ次に進めるという感じですか?
 
稲熊
はい。
 
吉永
お支払方法は、『LINE Pay』と『Pay Pay』を使われていらっしゃるんですね。
稲熊
そうですね。
 
吉永
あとはお薬が処方された場合の調剤薬局を聞かれていますね。
 
稲熊
はい。一緒の建物に入っている薬局が市内の配達をやってくれますので。
市内の調剤薬局にFAXを飛ばすこともできます。
 
 
吉永
診察の希望の時間に関しては、ある程度午前午後という枠で分けていらっしゃるんですね。あとは先生のタイミングで電話をかけるという感じですかね。
 
稲熊
そうですね。中を開くともう少し説明を記載していまして、2~3時間の範囲で枠を大きく広げていますね。
 
吉永
ありがとうございます。実際そうしないと先生からのオペレーションとして難しいですよね。外来もしながらということですから。
 
 
稲熊
そうですね。
 
吉永
診察にはLINEビデオを使われていらっしゃるんですね。使わない場合は、電話診察になるということですね。実際、どのくらいの割合の方がLINEビデオを使われていらっしゃいますか?
 
稲熊
1~2割くらいですかね。
 
吉永
それはオンライン診療の方で、電話ではなくてビデオ通話が必要と先生が思われる方もそんなにいらっしゃらないということですか?
 
稲熊
そうですね。やっぱり電話で済む方って軽症の方が多いんですよね。もしくはちょっと行けないからdo処方で出してというような方が多いですね。初めてで症状きつい方は出来るだけ来てねと伝えます。
 
吉永
そうですね。先生のほうでLINEの公式アカウントを用意されているので、ここら辺は結構スムーズにうまくいくのかなと思いますね。
 
稲熊
そうですね。確実に連絡ができる番号で携帯電話を使えれば、LINE招待で携帯電話でのSNSでの招待ができるんですよね。
ですので、公式LINEで繋がっていない人ともLINE電話できるというわけですね。
 
吉永
なるほどですね。ありがとうございます。
オンライン診療の決定版くらいかなと私は思っていますけど、このメルプでオンライン診療の問診を作られていて、システムとしてもっとこういう改善があったらいいのにというご意見などはございますでしょうか?
 
稲熊
私自身がまだシステムを作りながらやっていて、メルプを掘っているところなので、メルプ自体の機能というよりは僕らの運用の仕方ですね。どういう場面で使うか、どういうセッティングで使うかっていうことを広げていったらいいかなと思います。
 
吉永
ありがとうございます。


新型コロナPCR検査結果をLINEボットでお知らせ

 
吉永
続いて『新型コロナPCR検査』も見ていきます。こちらは自費ですね。
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稲熊
そうですね。
 
吉永
疑わしい場合は、公費対応になってしまいますとアナウンスされていらっしゃるということですね。結構団体様もいらっしゃる感じですか?
 
稲熊
団体さんの場合は、これ使わないですね。電話できて何人やってくれって感じです。
 
吉永
一応用意はされていらっしゃるということですね。ほとんど個人の方が使われているということですね。
 
稲熊
個人の方が多いですね。
 
吉永
個人でこの検査を希望される方はお仕事柄ですか?心配だからですかね?
 
稲熊
仕事柄ですね。堅い職の仕事の人が多いですよね。それを払えるその余力もあるということですね。
 
吉永
自費なのでここであらかじめ価格を明記されていらっしゃって、同意した方だけ進めるということですかね?
 
稲熊
そうですね。

吉永
同意する方には更に細かく身分確認と検査目的ですね。この辺は診断書で必要な項目なので聞いていらっしゃるということですかね?
 
稲熊
そうですね。
 
吉永
検査結果をLINEでもお知らせされていらっしゃるんですね。
 
稲熊
公式LINEから友達登録すると、都度こちらのほうで診察番号と名前を打ち直すんですね。そうすると患者リストになってそれに対して返信していくという形ですね。公式LINEのAIボットを使って、検査結果コロナというキーワードを入れると、自動ボットが始まって身分確認までもう1回できるようになっています。
 
吉永
そういう自動応答をLINEを使って作られたということですね。
 
稲熊
そうですね。そうすると次の日にチェックして、その患者さんに対して結果を定型文で出しているだけなので非常に簡単です。
 
吉永
先生としたらできるだけ多くの方にLINEを使っていただきたいという感じですよね。
 
稲熊
そうですね。今1200人ぐらいいますね。

吉永
多いですね。
 
『その他自費診療メニュー』は、オンライン診療の問診とほとんど同じという感じですか?
 
稲熊
そうですね。セカンドオピニオン的な感じですね。患者さん自身が初診の時に医師にどう伝えていいか分からないということがあるので、それを聞いて文章に打ち直してあげて、LINEなどで病歴をまとめて送ってあげるんです。それだけでも他の病院に行く時に、患者さんが自分で言葉を探して話す必要がなくなるんですよね。そういったこともやったりしています。
 
吉永
なるほどですね。患者様に喜ばれそうですね。
 
稲熊
最初、物珍しさからやった方はいましたけど最近はないですね。
それならうちの患者さんになる方が多いですね。



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